川崎汽船は5日、2026年3月期の連結純利益が前期比66%減の1050億円になる見通しだと発表した。従来予想から100億円下方修正した。事前の市場予想平均(QUICKコンセンサス、1206億円)を下回る。新造船の供給拡大を背景に、前期好調だったコンテナ船事業で運賃が下落することが響く。
売上高は6%減の9840億円と160億円引き上げた。経常利益は68%減の1000億円と200億円引き下げた。自動車船・ドライバルクなどの利益減少に加え、為替影響が響く。
同日発表した25年4〜9月期の純利益は前年同期比63%減の686億円だった。コンテナ船の輸送量は米関税発動前の駆け込み需要等も含めて前年同期並みに推移したが、補えなかった。
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