日産自動車は6日、経営再建の一環で、横浜市の本社を970億円で売却すると発表した。売却後も賃貸借契約を結び、本社として使用を継続する。2026年3月期決算で739億円の特別利益を計上する。

発表によると、日産は本社を資産として信託し、賃料収入などの受益権を売却する。売却先は、台湾の自動車部品メーカー、ミンスグループなどが設立した特別目的会社。賃料は非開示。調達した資金は、今後の設備投資などに活用する。

売却後の賃貸借契約期間は、今年12月12日から20年間。関係者によると、日産は入札方式で本社の売却先を探していた。

日産自動車グローバル本社=2月13日、横浜市西区

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