経営再建中の日産自動車は6日、横浜市西区のグローバル本社を970億円で売却すると発表した。売却先は台湾系の自動車部品メーカー、敏実集団(ミンスグループ)などが出資する特別目的会社(SPC)。売却益として、2026年3月期連結決算で特別利益739億円を計上する。日産は経営の立て直しに向けて資産売却を進めており、資金を確保する狙い。
賃借料を支払ってビルを借り直す「セール・アンド・リースバック」という契約で、本社として20年間、継続利用する。【鶴見泰寿】
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