決算内容を説明する住友倉庫の星野公彦取締役(6日、大阪市)

住友倉庫が6日発表した2025年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比34%増の69億円だった。政策保有株の売却益を計上したことで増益を確保した。営業利益は15%減の54億円。国際輸送で米中貿易摩擦などによる荷動きの停滞が逆風となった。配送センターに導入した自動化機器にかかる減価償却費負担も大きかった。

売上高にあたる営業収益は1%増の966億円。収入面では31年開業予定の「なにわ筋線」が保有物件の地下を通ることから、工事に伴うテナント移転で賃料が減少した。一方で新規航路を開拓したことでコンテナの荷さばき需要が増え、港湾運送関連の収入は7%増と伸びた。

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