25年4〜9月期連結決算を発表したスズキ

スズキが6日発表した2025年4〜9月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比11%減の1927億円だった。純利益は事前の市場予想平均(QUICKコンセンサス、1898億円)を上回った。前年同期に比べた円高や原材料高が響いた。主力のインド市場で自動車の販売は振るわなかった。

売上高にあたる売上収益は微増の2兆8642億円、営業利益は17%減の2764億円だった。

26年3月期通期の業績予想は据え置いた。売上収益は前期比5%増の6兆1000億円、純利益は23%減の3200億円になると見込む。

インド政府は9月末から日本の消費税に当たる「物品・サービス税(GST)」を引き下げた。自動車にも適用されることから、下期から販売が回復するかが焦点となる。

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