ネット印刷大手のラクスルは6日、チラシの企画や投函(とうかん)作業、効果検証などを一気通貫で請け負うサービスを始めると発表した。ネット広告の反応率が下がる中、チラシや地域限定クーポンなど地域に根ざした販促の需要が膨らむと予想。同サービスを通じ、2030年までに年100億円の売り上げを目指す。
サービス名は「ラクスル エリアマーケティング」。チラシやポケットティッシュなどを配るエリアの選定や広告デザイン、印刷まで代行する。チラシに印刷したQRコードの読み取り数や問い合わせ数などから、チラシの配布効果も検証できる。
企画段階では通信キャリアの人流データを使い、建物ごとの精度で商圏を分析する。テレビCMの運用支援サービスを手掛けるノバセル(東京・港)を傘下に持つ強みを生かし、テレビCMや屋外広告、ネット広告などと連動させた企画も立案する。
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