中国系オンライン通販「SHEIN(シーイン)」が進出した百貨店前を歩く警官=パリで2025年11月5日、ロイター

 フランス政府は、中国系オンライン通販「SHEIN(シーイン)」の通販サイトを停止する手続きに入ると発表しました。理由は、児童に見える成人用玩具「ラブドール」が販売されていたためです。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「シーインの通販サイト停止問題」を解説します。

Q シーインって聞いたよ。どんな会社なの?

A シーインは中国系のオンライン通販会社で、主に衣服や雑貨をインターネットで販売しています。流行のデザインを低価格で提供する「ファストブランド」として人気があります。

Q どうして通販サイトが停止されるの?

A フランス政府は、シーインのサイトで児童に見えるラブドールが売られていたことを問題視し、適法に運営されていると証明できるまでサイトを停止する方針を決めました。

Q 他にも問題があったの?

A シーインは、商品の大量廃棄による環境汚染や、低賃金労働などの問題も指摘されています。老舗百貨店への進出にも「ふさわしくない」と反対する声がありました。

Q パリの百貨店では何があったの?

A シーインがパリの老舗百貨店に実店舗をオープンした日に、周辺で市民が抗議活動を行い、反発が広がりました。

Q シーインはどう対応しているの?

A シーイン側は、フランス当局との協議を求めています。

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