中国でも北海道産ホタテは人気だった。ホタテの網焼き=北海道稚内市で2022年7月、遠藤修平撮影

 北海道産の冷凍ホタテ6トンが日本から中国に出荷され、輸出が再開されました。中国は2023年8月から日本産水産物の輸入を全面的に中止していましたが、今回の出荷はその後初めてです。10日にはナマコの出荷も始まります。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「日本産ホタテの中国向け輸出再開」を解説します。

Q 日本のホタテが中国に出荷されたって聞いたよ。どうしてニュースになっているの?

A 北海道産の冷凍ホタテ6トンが中国に出荷され、2023年8月以来初めて日本産水産物の輸出が再開されたからです。

Q どうして中国は日本の水産物を止めていたの?

A 東京電力福島第1原発の処理水海洋放出が理由で、中国は日本産水産物の輸入を全面的に中止していました。

Q 輸出が再開されたのはいつだったの?

A ホタテは5日に日本を出発しました。

Q どんな会社が中国にホタテを送っているの?

A トリチウムなどの放射性物質の検査を経た3事業者だけが、6日時点で中国に輸出することができています。

Q 日本の政府はどう対応していたの?

A 高市早苗首相は10月末に韓国で中国の習近平国家主席と初めて会談し、円滑な水産物輸入再開などを求めていました。

Q 他の水産物はどうかな。

A 鈴木憲和農相は7日の記者会見で、青森県産の塩蔵ナマコ約600キロについても10日に出荷する見通しを明らかにしました。

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