国内外の企業で出社回帰の流れが加速しています。新型コロナウイルス感染拡大時に広がった在宅勤務を前提とした働き方を見直し、アマゾン・ドット・コムなど米テック大手は出社を相次ぎ義務付けています。一方でNTTはテレワークを標準とした働き方を貫きます。働き方の今がわかる記事を集めました。(内容や肩書などは掲載当時のものです)

米アマゾンは週5日の出社義務

新型コロナ以降に進めたリモートワーク前提の働き方を転換し、従業員に出社を促す背景には、人工知能(AI)など最先端のテクノロジーを活用した事業創出には対面でのコミュニケーションが欠かせないとの経営層の判断があります。

  • ・広がる出社回帰、育児中社員など不安の声 企業の対応は
  • ・ソフトバンク週2出社義務化 定型業務をAI代替、部門間交流を活性化
  • ・アクセンチュアが週5日出社義務 IT・コンサルも対面重視に転換
  • ・Microsoft、世界の従業員に週3日出社義務付け 2026年以降

NTT、あえて「テレワーク標準」貫く

新型コロナ禍を機にテレワークを標準とし、住む場所も自由に選べる働き方を採用したNTT。あえてテレワークの可能性を追求し、事業革新などにつなげています。

  • ・NTT、あえて「テレワーク標準」貫く 出社回帰より地域浸透で成長
  • ・「出社回帰」は正解か 働く場所の意味を考える

オフィスの改装やレンタル家具、関連ビジネスに商機も

出社回帰の流れで働く環境を改善するオフィスの改装需要に注目が集まる一方、テレワークの普及に伴って広がったワーケーション需要は減っています。対面で仕事をする機会が増えることで、スーツなどの関連ビジネスにも影響が出そうです。

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