
川崎重工業が11日発表した2025年4〜9月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比62%増の220億円だった。円安進行に伴う為替差益の計上が寄与した。北米向けのオフロード四輪車の販売が好調だったものの、販管費の増加などが重荷で本業のもうけを示す事業利益は357億円と25%減った。
同日、26年3月期の連結売上収益(売上高に相当)が前期比10%増の2兆3400億円になる見通しだと発表した。従来予想から500億円引き上げた。二輪車の販売がアジアや北米などで想定より好調に推移する。米関税の影響を踏まえ、事業利益と純利益は従来予想を据え置いた。
あわせて受注高の見通しも3000億円上方修正し、前期比4%減の2兆5300億円を見込む。車両事業が米国で好調で1900億円引き上げた。
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