11日、記者会見に臨んだ琉球銀行の島袋健頭取

琉球銀行が11日発表した2025年4〜9月期の連結決算は純利益が前年同期比51%増の52億円だった。貸出金利息や有価証券利息配当金の増加が押し上げた。本業のもうけを示す銀行単体のコア業務純益(投資信託解約損益除く)は58%増の52億円だった。

島袋健頭取は「金利ある世界のなかで、顧客のもとに出向き関係を強化することで貸出金のボリュームを含めてプラスの方向にいくことができた」と述べ、融資金利の引き上げ浸透に手応えを示した。

26年3月期通期の連結純利益は前期比39%増の80億円と10月に上方修正した予想からは据え置いた。現行の中期経営計画で最終年度(28年3月期)の目標とする純利益90億円について、島袋頭取は通期決算の発表時期をめどに上方修正する意向を示した。

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