兼松は、インドネシアのグループ会社で食品加工やセントラルキッチンの運営を手掛けるPT. Kanemory Food Service（KFS）が本社工場の屋根全域に太陽光パネルを導入したと発表した。発電出力は637kWp（キロワットピーク:1kWpは平均1kWを発電できる設備）で、同社の年間消費電力の約15%が再生可能エネルギーに切り替わる。
兼松が9月に株式を取得した、インドネシアで屋上太陽光レンタル事業を展開するPT Alam Energy Indonesia（AEI）が施工を実施した。今回の取り組みは、株式取得後のAEIと兼松グループの相乗効果によるグリーントランスフォーメーション（GX）の第1号案件として位置づけられる。この太陽光発電システムにより年間516トンの二酸化炭素（CO2）削減が見込まれ、これは兼松グループのスコープ1＋2（自社内のCO2排出量＋電力消費などによる間接的なCO2排出量）に対して約2%の削減効果に相当するという。
AEIはさらに10月にも、兼松グループのパートナーであるインドネシアの総合食品メーカーCimory Groupの太陽光発電設備導入で施工を担当した。兼松は2025〜27年度の中期経営計画の主要施策としてGXを推進しており、今後もグループだけでなく取引先やパートナーに対してニーズに即したGXソリューションを提供していくとする。
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