11日の米ニューヨーク株式市場で、主要企業でつくるダウ工業株平均の終値が、前日より500ドル超上昇し、最高値を2週間ぶりに更新した。米政府機関の一部閉鎖が解除されるとの期待から、幅広い銘柄で買いが広がった。
ダウ平均は、前日の終値より559.33ドル(1.18%)高い、4万7927.96ドルで取引を終えた。一時は600ドル超値上がりする場面もあった。ヘルスケアや生活必需品関連の銘柄を中心に買われた。
政府機関の再開に向け、米連邦議会上院は10日、修正したつなぎ予算案を可決した。成立には下院での可決も必要で、米メディアによると、早ければ12日に採決するという。政府機関の一部閉鎖の期間は史上最長を記録し、連邦政府職員への給料の支払い停止や、航空便の減便などの影響が出ていた。再開のめどが立ち、期待感が株価を押し上げた。
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