
TOYO TIREは12日、2025年12月期の連結純利益が前期比13%減の650億円になる見通しだと発表した。従来予想を90億円上回る。主力の大口径タイヤの販売が北米市場などで堅調に推移する。為替の円安も寄与する。
売上高は4%増の5900億円、営業利益は1%増の950億を見込む。それぞれ従来予想を50億円上方修正した。営業利益は4%の減益予想から一転、増益を見込む。タイヤ原料の合成ゴム価格や海上輸送の運賃が想定を下回る。
米国の関税は通期で112億円の減益要因になる。日本から輸出する自動車や自動車部品にかかる関税率の引き下げなどにより、126億円だった8月時点より14億円減少した。
同日発表した25年1〜9月期の連結決算は、売上高が4352億円と前年同期から3%増え、1〜9月期としては過去最高を更新した。純利益は為替差損などが響き、4%減の530億円だった。
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