ヤマハ発動機の電動スポーツスクーター「AEROX E」

ヤマハ発動機は12日、同社としてインドで初となる電動二輪車を2026年に発売すると発表した。自社開発モデルと、出資する新興企業と共同開発したモデルの2機種を用意する。製造もインドで手掛ける。価格は現時点で非公表で、インド市場以外への投入は未定としている。

自社開発したのは電動スポーツスクーター「AEROX E」。2月に発表した中期経営計画で掲げる東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国、新興国でのプレミアム戦略に沿った高付加価値モデルだ。インド市場で人気があるガソリンエンジン二輪のデザインや走行性能を、電動二輪で再現した。

ヤマハ発動機の電動スクーター「EC-06」

出資する米国の電動スクーター製造・販売、World of River(ワールドオブリバー)の現地法人とは電動スクーター「EC-06」を共同開発した。24年の出資以来、初の協業モデルで同社の市販車をベースにした。

設楽元文社長は4月、25年12月期から3年間で投入する新車に関して約3割を電動二輪にする方針を明らかにしていた。

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