
アシックスは12日、2025年12月期の連結純利益が前期比41%増の900億円になる見通しだと発表した。最高益を見込んでいた従来予想から30億円上方修正した。ランニングシューズなどの販売が好調に推移する。最大300億円の自社株買いも発表した。
純利益は直近の市場予想の平均値(QUICKコンセンサス、898億円)を若干上回る。営業利益は従来予想より40億円多い、40%増の1400億円を見込む。売上高は18%増の8000億円で据え置いた。
自社株は発行済み株式総数(自己株除く)の1.4%に当たる1000万株を上限に、11月13日から1月31日までに買い付ける。
同日発表した25年1〜9月期の連結決算は、売上高が前年同期比19%増の6250億円、純利益は33%増の863億円だった。インバウンド(訪日外国人)らに人気の高級ブランド「オニツカタイガー」の成長が続いている。「スポーツスタイル」と呼ぶ日常用スニーカーの販促も奏功した。
【関連記事】
- ・アシックス、インド売上高4割増狙う 26年に140億円
- ・アシックス、「オニツカタイガー」のEC割を株主優待に 最大40%引き
- ・アシックス、25年12月期36%増益 「オニツカタイガー」好調で上振れ
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。