移転が決まった名駅前チャンスセンター。年末ジャンボ宝くじの販売では多くの人が並ぶ=名古屋市中村区の宝くじ名駅前チャンスセンターで2018年11月21日午前9時46分、兵藤公治撮影
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 億万長者の「聖地」として知られる、名古屋駅の宝くじ売り場「名駅前チャンスセンター」が2026年3月に閉鎖される。名古屋駅一帯の再開発に伴うもので同年9月、名駅周辺の新たな場所に売り場が設けられる予定。

 運営会社によると、センターは1980年開店。これまで1億円以上の大当たりが280本(当選総額486億円)出ている全国有数の売り場という。22年の年末ジャンボでは1等と前後賞合わせて10億円の当選が出た。

 長蛇の列ができることで知られ、約200メートル離れたナナちゃん人形付近まで列が伸び、販売窓口が10以上になることもある。来年3月6日に閉店し、半年後の後継店開店までは常設売り場はなくなる。

 一方、バレンタイン、ドリーム、サマー、ハロウィン、年末の年5回発売するジャンボ宝くじでは、名駅前の広場「タワーズガーデン」に特設売り場を設ける。今年11月21日に発売の年末ジャンボからで、センターの閉店までは並行販売することになる。

 運営会社は「名駅前チャンスセンターは特別な存在でブランドになっている。新しい売り場でも名駅を盛り上げたい」と話している。【川瀬慎一朗】

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