自動車部品大手のニッパツは12日、インドで電気自動車(EV)向け部品の「モーターコア」の生産を2026年度から始めると発表した。まず約15億円をかけ別の部品の工場内に生産ラインを設け、段階的に生産能力を増やす。30年までに計100億円の関連投資を見込む。インドで高まる電動車需要に対応する。
モーターコアはEVを動かすモーター関連の部品。ニッパツは日本やメキシコでも増産する方針を示しており、モーターコア関連で30年度に300億円超の売り上げを目指している。
同日、中国で自動車用シートの生産子会社と販売を手掛ける関係会社を清算することも発表した。日本の自動車大手向けの販売が落ち込んでおり、採算性が乏しいと判断した。清算完了時期は未定。ばね製品などシート以外の中国事業は続ける。
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