アサヒグループホールディングス(HD)は13日、ビールなどの10月の販売実績を発表した。9月末にサイバー攻撃を受けて受発注システムなどの障害が続いているが、主力商品を中心に手作業で受注を再開し、アサヒビールの売上金額(概算)は前年同月比で9割超を確保した。10月から出荷を再開している商品は、平常時の売り上げ構成比の約8割に相当するという。
アサヒ飲料の10月の売上金額は前年同月比で6割程度と大幅に落ち込んだ。出荷を順次再開し、10月最終週の売上金額は前年同期比8割程度まで回復している。アサヒグループ食品の10月の売上金額は前年同月比7割超だった。粉ミルクやベビーフードなど社会的ニーズが高い分野については優先的に出荷しているという。【佐久間一輝】
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