
セブン―イレブン・ジャパンは13日、米国発祥の大型セール「ブラックフライデー」に本格参入すると発表した。黒い見た目のメロンパンや春巻きなどを売り出すほか、期間限定で揚げ物の日替わり半額セールを実施する。コンビニエンスストア業界ではファミリーマートやローソンが独自の商品やサービスを展開しており、セブンも人気イベントを集客増につなげる。
全国の店舗を対象に4日から先行してブラックペッパーを利かせたフライドチキンを数量限定で売り出した。11月下旬にかけては「黒いすき焼き春巻き」や「カレー棒 ブラック」など計6品を販売する。27〜30日の4日間限定で、レジ横にある揚げ物を日替わりで半額で提供する。揚げ鶏の価格は税別111円になる。
セブンでは足元で既存店客数の前年割れが目立っており、ブラックフライデーを来店動機につなげたい考えだ。13日開いた説明会で、商品本部の戸谷駿介マーチャンダイザーは「家庭で揚げ物を調理する機会は減っており、店舗で出来たて商品を提供したい」と話した。
コンビニ業界ではローソンが4日から、黒いメロンパンを売り出した。「黒いプリンアイス」や「黒いもち食感ロールケーキ」なども販売する。ファミマはキャンペーン期間中に、レジ横の揚げ物や総菜の対象商品を2個買うと、通常は税別100円の「ファミから」を1個10円で購入できるレシートクーポンを配布する。
ブラックフライデーはイオンを中心に、スーパーやアパレルなど幅広い小売店が実施する。電子商取引(EC)サイトでも開催され、日本で認知度は年々高まっている。
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