
トライアルホールディングスが13日発表した2025年7〜9月期の連結決算は、最終損益が9億円の赤字(前年同期は31億円の黒字)だった。7月の西友の完全子会社化に伴う79億円のM&A(合併・買収)費用の計上が響いた。粗利率の高いプライベートブランド(PB)の販売が伸び、営業利益は前年同期比4%増の51億円だった。
西友を約3800億円で連結子会社化してから初めての決算だった。アドバイザリー費用やのれん償却などのM&A関連費用を除くと、トライアル分の純利益は61%増の50億円、西友分は12億円だった。
買収効果で売上高は3266億円と、前年同期比67%増えた。7〜9月期としては過去最高だった。トライアルの既存店売上高は0.2%減った。
26年6月期の業績見通しは据え置いた。売上高は前期比65%増の1兆3225億円、純利益は96%減の5億円を見込む。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。