
野村アセットマネジメントは22日、台湾証券取引所の上場株式を扱う上場投資信託(ETF)を9月18日に東京証券取引所に上場させると発表した。同日に台湾証券取引所にも日本株を扱うETFを上場する予定だ。日本と台湾の間でそれぞれETFを上場する「相互上場」は業界で初めてという。
東証に上場する台湾株のETFは同国のIT(情報技術)などテクノロジー分野が収益の柱となっている企業を対象にした株価指数に連動する仕組み。指数は台湾積体電路製造(TSMC)などを組み込んでいる。
投資家が実質的に負担する信託報酬率は年0.743%程度になる。アジア圏で成長産業に投資したい投資家の需要を想定する。
台湾で上場するのは、野村アセットが東証でも上場している東証株価指数(TOPIX)に連動するETF。台湾では24年12月に日本のETFが上場できることが認められていた。台湾の運用会社は台湾国内の株式や債券に投資する投信やETFが市場の中心になっているという。上場を通じて日本市場への投資拡大を促す。
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