クラフトビールの街づくりを推進する組織の立ち上げで会見に登壇した関係者ら(13日、横浜市)

キリンビールは13日、横浜市や同市内にある中小規模のブルワリー(醸造所)などとクラフトビールを通じて街づくりを推進する組織を立ち上げたと発表した。横浜は国内のビール産業発祥の地。市内のクラフトビールの認知度や魅力を広げ、2028年までにクラフトビールの街として定着させ、飲食や観光産業の拡大につなげる。

「Yokohama クラフトビールアソシエーション」を立ち上げた。キリンなど横浜にクラフトビールの製造拠点を持つ11社が中心となり、横浜市や市の観光協会、商工会議所などと連携する。

新組織はまず26年春をメドにブルワリーや提供飲食店が掲載されている「横浜クラフトビールマップ」を作成し、市民や観光客などに配布する。キリンは横浜工場(横浜市)でクラフトビール「スプリングバレー」を製造しているほか、同工場で中小のブルワリーを対象に品質や技術の支援をしている。

同日キリンはスプリングバレーブランドから新ビールを18日に発売すると発表した。ワイン酵母を使用し、スパークリングワインのような爽やかな香りで、フルーティーな味わいとした。横浜市内にあるイオン店舗やECサイトで数量限定で販売する。

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