富山銀行は13日、ホテル・レストラン運営のPlan・Do・See(プラン・ドゥ・シー、東京・港)と資本業務提携を結んだと発表した。北陸地方のホスピタリティー産業の支援業務を強化し、雇用創出など地域振興に役立てる。同社が富山銀株の5%弱を取得し筆頭株主になる見通しだ。地方銀行が域外企業に株式譲渡して協業するのは珍しいとされる。

北陸地方でホテルやレストラン、ウエディングなどのサービス産業の創出・育成支援のモデル構築を進める。プラン・ドゥ・シーは東京、神戸、沖縄など内外46拠点で実績がありノウハウを提供する。富山銀はプラン・ドゥ・シーと人材交流を進めて行員の専門性を高め、事業予定者をコンサルティングや金融で支援できる体制をつくる。

協業にあたり株式譲渡を伴う資本業務提携を選択した理由として、富山銀は「双方の連携を強固なものにして、相乗効果を最大限に引き出したい」とした。

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