任天堂の直営店「Nintendo FUKUOKA(ニンテンドーフクオカ)」が14日、JR博多駅ビルに開業した。東京、大阪、京都に続く国内4店目で、最も広い店舗となる。ゲーム機やキャラクターグッズなどをそろえ、国内外からの新たな集客スポットとして注目される。
店舗は駅ビルの商業施設「アミュプラザ博多」の8階。約1000平方メートルの店内に、2500点以上の商品が並ぶ。スーパーマリオやスプラトゥーンなど人気ゲームのキャラクターグッズが目立ち、Tシャツなどの福岡限定商品も販売する。ゲームの体験コーナーもある。午前10時の開店と同時に大勢の客が訪れ、店舗前には行列ができていた。
長崎県大村市から泊まりがけで来た男性(35)は午前5時半から並び、「全国の直営店に行ったが、今後は九州でのんびり買える。次は子どもを連れてくる」と絵本を購入した。福岡市東区の男性(24)も「オンラインショップでいつも売り切れている品物が買えてうれしい。関西まで交通費をかけて行っていたが、近くに店があると助かる」と喜んでいた。
任天堂は、博多駅の立地を生かして九州全域からの集客を狙う。また、スーパーマリオなどは世界的に知名度が高く、訪日外国人客にも人気が出そうだ。JR九州も開店に合わせて車体にマリオを描いた特急や新幹線を導入する。【久野洋】
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