サニックスホールディングス(HD)が14日に発表した2025年4〜9月期の連結決算は、最終損益が6億1300万円の赤字(前年同期は2億7000万円の黒字)だった。北海道苫小牧市にある廃プラスチックを燃料にした火力発電所で不具合を発見し、フル稼働できない期間が長引いた。

売上高は前年同期比1%増の215億円だった。廃液処理事業と新電力事業が順調に推移した。発電所の稼働遅れが利益を圧迫し営業損益は1900万円の赤字(前年同期は6億5000万円の黒字)だった。

26年3月期の通期見通しは据え置いた。売上高は前期比3%増の467億円で、純利益は20%増の17億円を見込む。点検を上期に前倒ししており、下期に火力発電所の稼働期間が増えることから通期では増益を確保できるとみている。

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