ソニーフィナンシャルグループ(FG)が14日発表した2025年4〜9月期の連結決算(日本基準)は、最終損益が174億円の赤字(前年同期は178億円の黒字)だった。主力とする生命保険事業で、金利上昇(債券価格は下落)に伴う保有債券の売却損を計上した。

有価証券の売却損益が悪化し、生命保険事業の経常損益は317億円の赤字(前年同期は97億円の黒字)だった。損害保険事業では主力の自動車保険が好調で、売上高にあたる正味収入保険料が伸びた。銀行事業では資産運用収益が増えたものの、住宅ローン関連の収益が減少した。

ソニーFGは26年4〜6月期から国際会計基準(IFRS)に変更する。25年4〜9月期のIFRSベースの修正純利益は5%減の459億円だった。グループ修正利益の進捗状況はおおむね当初の想定通りとして、26年3月期通期見通しは据え置いた。

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