
ワールドは14日、傘下でカジュアル衣料販売のライトオンを株式交換で完全子会社化すると発表した。2026年3月1日に株式交換を実施し、ライトオンは26年2月26日付で東証スタンダードで上場廃止となる見通し。
ワールドは株式交換を前に26年3月1日を効力発生日として1株を2株に分割する。株式分割を考慮し、ライトオン株1株につきワールド株0.2株を割り当てる。ワールドは自社の新株をライトオンの既存株主に充当する。
25年8月末時点のライトオンの店舗数は国内230店と17年のピーク時から3割以上減らした。25年1月からワールドと日本政策投資銀行(DBJ)が共同出資するW&Dインベストメントデザイン(東京・港)の子会社として立て直しを進めてきたが、25年8月期に7期連続で最終赤字を計上した。
ライトオンは26年8月期の連結決算で売上高を前期比26%減の208億円、最終損益を3000万円の黒字(前期は4億4900万円の赤字)と見込む。ワールドの完全子会社になることで出資を受けやすくし、再建への速度を高める。ワールドの担当者は業績に与える影響について「現時点では確定していない」としている。
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