
サイバーエージェントは14日、2026年9月期の連結純利益が前期比21%減の250億円〜5%減の300億円になる見通しと発表した。広告事業やインターネットテレビ「ABEMA(アベマ)」を中心としたメディア&IP事業が好調に推移し増収を見込むが、ゲーム事業で前期のヒット作の反動減が出る。年間配当は2円増配し19円とする。
売上高は1%増の8800億円、営業利益は30%減の500億円〜16%減の600億円を見込む。同社は利益予想を幅を持たせて開示している。
同日発表した2025年9月期の連結決算は売上高が前の期比9%増の8740億円、純利益は98%増の316億円だった。事前の市場予想平均(QUICKコンセンサス、354億円)を下回った。
メディア&IP事業の売上高は16%増の2315億円、営業損益は72億円の黒字(前の期は14億円の赤字)だった。ABEMAを始めた16年9月期以降、同事業としては初めて黒字を確保した。アニメやスポーツのほか、バラエティーなどオリジナル番組も好調だった。ゲーム事業では4月に配信を開始したスマートフォンゲーム「SDガンダム ジージェネレーション エターナル」が好調だった。
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