事業アイデア発表会の表彰式(14日、東京都墨田区)

日本たばこ産業(JT)とスタートアップ支援のリバネス(東京・新宿)は14日、日本とシンガポールの起業家や研究者、学生による事業アイデア発表会を都内で開いた。事業の創出を目指すプログラム「D-0.(ディーゼロ)」の一環。参加した12チームの中から同日の審査を経て7チームを選抜した。2026年春に投資先の検討対象を決める。

シンガポールの会場をオンラインでつないだ。日本とシンガポールの計12チームがウェルネスやフードなどに関する事業アイデアを発表し、JTとリバネスが審査した。最優秀賞には、既存の車椅子に電動化装置を後付けし、障害のある人たちの行動範囲を拡大することで就労を支援する事業アイデアが選ばれた。

今後、選抜した7チームにはJTとリバネスが6カ月の「伴走支援」を提供する。26年春の審査を経て、投資先の検討対象を最大2チーム決める。

ディーゼロは6月に立ち上げた。日本国内にとどまらず、シンガポールも支援対象とし、アイデアの初期段階から伴走型のサポートを行うのが特徴だ。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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