
みずほ証券が17日発表した2025年4〜9月期の決算(連結外の海外事業合算ベース)は、純利益が前年同期比37%増の1053億円だった。投資銀行部門が国内外で好調だった。
売上高にあたる純営業収益は14%増の4349億円、経常利益は21%増の1330億円だった。ともに半期ベースで現在の体制となった14年3月期以降で最高だった。
投資銀行部門の経常利益は43%増の382億円だった。国内外でのM&A(合併・買収)の助言やそれに伴う資金調達などの案件を獲得した。上野哲最高財務責任者(CFO)は記者会見で「(23年に買収した米投資銀行の)グリーンヒルの顧客基盤を使って案件を獲得できた」と話した。
リテール・事業法人部門の経常利益は5%増の113億円だった。株高も追い風に売買が増加した。市場部門は2%増の684億円だった。

同日、大手対面証券5社の25年4〜9月期の決算が出そろった。野村ホールディングス(HD)、大和証券グループ本社、SMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJ証券HDの合計で、純営業収益は8%増の2兆3431億円、純利益は17%増の4885億円だった。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。