日本維新の会は18日、国会内で北陸新幹線の延伸ルートの選定など整備新幹線に関する党内のプロジェクトチーム(PT)の会合を開いた。北陸新幹線の敦賀―新大阪間の延伸について、PT座長の前原誠司元国土交通相は記者団に「考えられるすべてのルートを俎上(そじょう)にのせて維新案として自民党に提案したい」と述べた。

延伸ルートは2016年、当時の与党の自民、公明両党が福井県小浜市や京都市を通る「小浜・京都ルート」に決めた。他の候補に滋賀県米原市を経由する「米原ルート」や京都府舞鶴市を通る「舞鶴ルート」があった。
「小浜・京都ルート」を巡っては整備費用や環境面を懸念して自維両党の一部議員に再検証を求める声がある。
維新は10月、連立政権を組む自民党とのあいだで整備新幹線のPTを設置すると合意した。まずは党内で複数案を検討する。前原氏は「固まった時点で吉村洋文代表と藤田文武共同代表に説明し、了承が得られれば自民党との協議に臨む」と話した。
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