福岡県久留米市は、ブリヂストンと次世代タイヤ「エアフリー」の実証実験に関する連携協定を締結した。2026年4月に「世界つつじセンター」、同5月に「石橋文化センター」でカートに装着して各1カ月間、構内移動を検証する。
エアフリーは接地面はゴムだが、内側はスポーク状の樹脂板で弾力性を持たせる構造。空気不要でパンクせず、ゴムは張り替えられ、樹脂はリサイクルできるなどサステナビリティを重視した。樹脂の色は暗い所で見やすい青色。
08年に開発を始め、第3世代として超小型EV向けとして24年から公道実証実験も始めた。支える車重や速度に制限があり、今後は地域社会のモビリティーを支えようと、自治体などに向けた26年の社会実装を目指している。
協定締結後に、市役所前の車回しで田村亘之ブリヂストン副社長とエアフリーを着けたカートに試乗した原口新五市長は「非常にスムーズだった」と話した。【前田博之】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。