
九州電力子会社の九電みらいエナジー(福岡市)が大分県九重町に地熱発電所を建設する。計画では名称を「湯坪地熱発電所」とし、出力は9500キロワットを見込む。2030年の運転開始を予定している。九電グループとしては建設中も含めて8カ所目の地熱発電所となる。
17年に調査を開始し、20年から始めた掘削調査で長期間の発電に必要な地熱資源を確認した。経済性や環境性を精査し26年夏にも事業化を最終的に判断する。
九州は火山活動が活発で地熱資源が豊富だ。みらいエナジーは24年に九電から地熱発電事業を引き継いだ。九重町では八丁原発電所(出力11万キロワット)、滝上発電所(2万7500キロワット)などを運転している。26年度末には鹿児島県霧島市で「霧島烏帽子岳バイナリー発電所」の運転開始も見込む。
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