
エイチ・アイ・エス(HIS)は19日、年末年始(12月26日〜2026年1月4日)の海外旅行の予約者数が前年同期比で1%減ったと発表した。今年は土日祝をはさみ9連休と日並びが良い一方、物価上昇や円安基調も響き、渡航者数は前年とほぼ同水準となった。
7日までにHISでツアーや航空券などの予約状況を調べた。行き先を地域別にみると、アジアは前年から微減したものの6割と最多で、東アジアが3割を占める。ハワイ・ミクロネシア・オセアニアはほぼ横ばいの18%、欧州は2ポイント上昇し14%だった。
予約が最も多かった都市は韓国・ソウルで、台湾・台北、タイ・バンコクが続いた。米ホノルルは前年から順位を1つ下げ4位だった。
1人当たりの平均単価は前年比で5%高い24万8000円となった。長距離路線の予約者数が微増したほか、円安基調の環境が影響した。出国のピークは12月27日、帰国のピークは26年1月3日となりそうだ。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。