改札ディスプレーで復旧現場の写真を表示する(デモ画面)

JR東海は19日、在来線の運転見合わせなど運行情報を案内する駅改札のディスプレーやウェブサイトの表示内容を刷新すると発表した。現在の情報発信は簡易な文章や路線図を使った案内が中心だが、刷新後は「係員による現場確認」「まもなく運転再開」などの状況を逐次更新する。復旧作業を実施している現場の写真も表示する。

在来線の運行状況を案内するシステムの更新にあわせ、2026年3月上旬に提供を始める。SNSで実施している詳細な情報発信の手法を、駅やウェブサイトでの案内にも取り込む。ウェブ上の時刻表を閲覧できるページは、災害運休やイベント開催による臨時列車など最新の運行計画を反映するようにする。従来は基本形の運行ダイヤのみ表示していた。

同日の記者会見で丹羽俊介社長は「異常時に役立つ情報を提供できるかは大きなテーマ。対応がどれほど進んでいるのかを逐次知らせ、旅程の判断材料を提供したい」と話した。スマートフォンで確認できる情報を充実させることで、情報を求める人が駅に密集するのを避ける狙いもある。

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