東京証券取引所=嶋野雅明撮影

 20日午前の東京株式市場で日経平均株価(225種)は大幅反発した。前日終値からの上げ幅は一時2000円を超え、3日ぶりに節目の5万円台を回復した。米半導体大手エヌビディアの好決算を受け、買いが先行した。

 午前10時現在は前日終値比1668円85銭高の5万206円55銭。

 取引開始前に発表されたエヌビディアの2025年8~10月期決算が市場予測を上回ったことを好感し、半導体需要の堅調さが意識された。これまで下落基調だった人工知能(AI)や半導体関連銘柄を中心に買い戻しの動きが広がった。前日の米国株式市場で主要株式指数が小幅上昇したことも好感された。

 市場関係者は「エヌビディアの決算を受けて、AIバブルが崩壊するかもという警戒感がいったん和らいだ」としている。【秋丸生帆】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。