エースの直営店「UNTRACK Harajuku」の内観(20日、東京都渋谷区)

かばん大手のエース(東京・渋谷)は20日、東京・原宿で21日開業するカジュアルブランド「UNTRACK(アントラック)」の直営店のメディア向け内覧会を開いた。同ブランド初の直営店で、ミレニアム世代の男女を主要顧客層に据える。かばんに合わせるアパレルも販売し、コーデ全体を提案する。直営店でブランド認知の拡大を狙う。

アントラックは都市と自然の融合をコンセプトにしたブランドで、これまでは電子商取引(EC)サイトを中心に百貨店や専門店などで販売していた。働き方の多様化に対応し、従来のビジネスバッグの機能を備えつつもオンとオフ両方の機会で使えるカジュアルなかばんなどを展開する。

直営店「UNTRACK Harajuku」は売り場面積が約50平方メートル。同店限定でブランド初のスカートを発売する。通常のポケットに加え、ファスナー付きのポケットがあり、機能面を特徴とする。プリーツスカートは2万9700円で青と黒の2色展開、タイトスカートはベージュと黒で2万900円。サイズはどちらもMとLの2展開。

UNTRACKのタイトスカート㊧とプリーツスカート(20日、東京都渋谷区)

同社は実店舗を機に消費者とのリアルな接点が増えることでブランドの認知拡大を期待し、「早いタイミングで関西にも1店舗を出店したい」とする。

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