NTTデータと子会社のNTTデータ東北（仙台市）は、盛岡市で新たな開発拠点「NTT DATA 地域リモート開発ラボ｜盛岡」を設立して18日に運営を開始したと発表した。高水準のマネジメント力・開発力を持つ人材を現地で育成し、NTTデータが実施する首都圏での開発プロジェクトの一部領域を、マネジメントを含め一貫して担える開発体制を構築する。
従来、NTTデータの開発体制は顧客企業が集中する首都圏中心だったが、社会環境の変化を踏まえ、首都圏以外の地域に在住するIT（情報技術）人材との接点拡大を重視する方針に転換した。
NTTデータは、今回の新拠点の始動を皮切りにリモート開発拠点の展開を順次進め、今後3年間で全国10拠点・1000人体制への拡大を目指す。同社の開発ノウハウをまとめた教育プログラムの提供や社員派遣による現場での実践的な教育を通じて、各地で高度なIT人材を育成する。より広範囲で安定した開発体制の構築により、地域における持続的な雇用創出と技術力向上を進める。
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