
日野自動車は21日、出荷を停止していた大型トラック「プロフィア」の出荷を再開すると発表した。同社は2022年3月に発覚したエンジンの認証不正の影響で該当エンジン搭載車の出荷を停止していた。車の量産に必要な「型式指定」の取り消しを受けた全車種で再開のメドが立った。
出荷を再開するのは「E13Cエンジン」を搭載した車種で、21日に国土交通省から型式指定を受けた。12月下旬に出荷再開を予定する。
日野自は5月、中型トラック「レンジャー」の一部車種について再出荷を断念し、2026年モデルは別のエンジンを搭載するとしていた。
プロフィアで一部認可取得中の車型はあるが、全車種で出荷が正常化する。日野自は22年3月に不正を公表した後、国交省から型式指定の取り消し処分を受けた。再発防止策を講じた上で、22年11月から順次型式指定の取り直しを申請していた。
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