農林水産省は21日、全国のスーパー約1000店で11月10~16日に販売されたコメ5キロ当たりの平均価格(税込み)が前週から56円値下がりし、4260円になったと発表した。3週ぶりに下落したものの、4000円台は11週連続。
種類別の平均価格(5キロ)は「銘柄米」が前週より31円値下がりして4542円。15週ぶりの値下がりとなった。政府備蓄米を含む複数銘柄を混ぜた「ブレンド米」などは前週より84円値下がりして3648円だった。販売数量に占めるブレンド米などの比率は31%で、前週と同じだった。
農水省が別にまとめた、随意契約による備蓄米販売店舗における5キロ当たりのコメの平均価格は、前週より7円安い3456円。随意契約の備蓄米のみは、15円安い2102円だった。
また随意契約での備蓄米の販売数量は、16日までの累計で18万7328トン。都道府県別では東京都が1万6844トンで最も多く、最少は秋田県の299トンだった。【渡辺暢、中津川甫】
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