エノモト本社(山梨県上野原市)

電子部品のエノモトは21日、東京証券取引所の上場先がプライム市場からスタンダード市場に変更になると発表した。東証が同日、市場区分変更を承認した。変更日は28日。プライム市場上場基準の適合に向けて計画を進めていたが、判定基準日の9月末時点の流通株式時価総額が基準の100億円以上を満たさずに計画を取り下げた。

足元の時価総額は10月下旬以降の株価上昇によって100億円を超えている。ただ「再び基準を満たさない状況になれば来春以降に上場廃止リスクがある」(企画管理部)として、市場変更を決断した。「企業価値の向上に努めて、再びプライム市場上場を目指したい」(同)としている。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。