JTBが21日発表した2025年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比95%増の64億円だった。宿泊予約サイトを通じたインバウンド(訪日外国人)の予約が大きく増えたほか、米大リーグの大谷翔平選手の観戦ツアーなど日本人向けの旅行商品が好調だったことも収益を押し上げた。

連結売上高は2%増の5310億円、営業利益は9%増の51億円だった。けん引役はインバウンドで部門別の訪日旅行の売上高は20%増と大きく伸びた。1月からの累計訪日客数が過去最速で3000万人を突破するなど大きく増えるなか、訪日客向け宿泊予約サイト「ジャパニカン」を通じて訪日需要を取り込んだ。

日本人の海外旅行の売上高は1%増の1083億円だった。大谷選手の観戦ツアーのほか、法人向けの団体旅行が堅調だった。

日本発着以外のグローバル旅行の売上高は9%増の553億円。アジアから欧州への旅行が好調だったほか、欧州で展開する乗り降り自由のバスツアー「ランドクルーズ」の販売も伸びた。

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