千葉県柏市で稲作を営む吉田竜也さん

気象条件や農産物の相場、新しい技術や機械の登場など農業経営を取り巻く環境は年々変わります。その変化にこれまで通りのやり方で対応するのか、新たな挑戦をするかで長い目で見て経営に大きく差が出ます。

千葉県柏市で稲作を営む吉田竜也さんは、田んぼの面積が20ヘクタール超。1人で運営する農場としては大規模な部類に入ります。心がけているのは経営の課題をチェックすること。その内容をノートに書き留めます。

そこにどんなことを記しているのでしょうか。吉田さんはラジオNIKKEIの「農(アグリ)のミライ」に出演し、「思考回路が大事。自分がなぜそう判断し、結論にいたったのかを書くようにしている」と話しました。

吉田さんはそのノートを「議事録」と呼んでいます。農場運営は1人ですが、自問自答する形で判断することが大切だと考えているのです。経営の改善に挑み続ける吉田さんのインタビューをポッドキャストで配信中です。

ラジオNIKKEI「農(アグリ)のミライ」は、農業や食をめぐる未来志向の取り組みを深掘りする番組です。番組サイトはこちらからアクセスできます。https:/www.radionikkei.jp/agri/
  • 著者 : 吉田 忠則
  • 出版 : 日本経済新聞出版
  • 価格 : 1,980円(税込み)
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    吉田忠則(よしだ・ただのり)
    農政から先進農家、スマート農業、植物工場、さらにカリスマシェフや外食チェーンなど「食と農」に関するテーマを幅広く取材してきた。著書に「見えざる隣人」「農は甦る」「コメをやめる勇気」「農業崩壊」。中国の駐在経験も。X(旧Twitter)は@nikkei_yoshida

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