日本建設業連合会が10月に公開した映像作品の一場面

日本建設業連合会(日建連、東京・中央)は26日、マンガ「サラリーマン山崎シゲル」を使ったオリジナルのマンガやアニメを制作すると発表した。動画配信サイトなどを通じ、建設業のやりがいや面白さを訴える。人手不足が深刻化するなか、若者との接点を増やす。

「サラリーマン山崎シゲル」はお笑いタレントの田中光さん原作で、独特な言動の主人公と上司の部長の掛け合いが話題になった人気作。これまでにもアニメやドラマになっている。

12月16日からYouTube(ユーチューブ)やTikTok(ティックトック)でオリジナルアニメを4作品公開する。日建連の宮本洋一会長(清水建設相談役)は11月26日に都内で開いた記者会見で「まずは知ってもらう。将来建設業で働いてみようと思う人が出てくることを期待する」と語った。

日建連は10月には、建設業の将来像を描いた映像作品を公開した。12月に東京や北海道など複数の映画館で上映前のCMとして流す。デジタル技術やロボットを活用して建設工事や災害復興に取り組む様子を描き、業界イメージの改善に取り組む。

【関連記事】

  • ・建設業界団体「女性管理職比率を高める」 29年度目標20人中1人
  • ・建設業界団体「土日・祝日は工事休みに」 技能者不足で長期目標
  • ・国発注の土木工事に「夏休み」 国交省が仕様書明記、熱中症対策で推奨
BUSINESS DAILY by NIKKEI

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。