記者会見する京都中央信用金庫の橋本専務理事(26日、京都市)

京都中央信用金庫が26日発表した2025年4〜9月期の単独決算は当期純利益が前年同期比3%増の105億円となり、同期間として5年連続で過去最高を更新した。預金利息や人件費が増加したものの、保有株の売却益を61億円計上して最終増益を確保した。

本業のもうけを示すコア業務純益は99億円と38%減った。日銀の利上げに伴い貸出金利は上昇したものの、預金利息の支払いが貸出金利息を上回り、資金利益が減った。人件費や店舗システムなどの減価償却費も膨らんだ。住宅ローンやM&A(合併・買収)支援の手数料収入は堅調だった。

同日記者会見した橋本秀哉専務理事は「取引先の人手不足などの課題に対し、グループでしっかりフォローしていく。26年3月期通期も最高益(08年3月期の153億円)の更新をめざす」と話した。25年9月末の預金残高は前年同月末比2%増の5兆5212億円、貸出金残高は5%増の3兆4886億円だった。

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