ひろぎんホールディングス(HD)は2026年4月に街づくりを資金面で支援する新会社を設立する。再開発事業などに出資するファンドの組成や運用を手掛ける。広島県では再開発やホテルの建設が相次いでおり、必要な資金を円滑に供給できる体制を作って地域の活性化につなげる。
新会社は「ひろぎんリージョナルアドバイザーズ」。本社は広島市で資本金は1億円。ひろぎんHDの子会社で、街づくりのコンサルティングを担うひろぎんエリアデザイン(広島市)が全額を出資する。
ひろぎんエリアデザインは音戸の瀬戸公園(広島県呉市)での高級ホテル建設計画策定やJR呉駅前の再開発事業を手掛けている。同社が参画する事業を中心に、新会社は年1〜2件の私募ファンド組成を目指す。
街づくりについては以前は外部に任せてきたが、自社で取り組むことで事業を主導できるようにする。街づくり事業で収益を得るとともに、地域が活性化すれば取引先企業の収益底上げも期待できる。
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