
大和ハウス工業は27日、千葉県内で最高層となる51階建ての複合タワーマンション「プレミストタワー船橋」(船橋市)の概要を発表した。総戸数は677で半分以上が1億円を上回る「億ション」、最高価格は7億円を超える見通しだ。JR船橋駅から徒歩2分という好立地を生かし、企業経営者や医療関係者といった富裕層の需要を取り込む。
2026年2月から高層階を中心に売り始め、竣工する28年3月までの完売を目指す。部屋の広さや高さ別に3タイプの部屋を設けた。最高級の「トップスイート」は広さが約134平方メートル。建物ではフィットネスルームや高層階にパーティールームも付帯し入居者が利用できる。

販売価格帯は未定だが、70平方メートル以上の部屋は基本的に1億円を上回るという。「50代以上からの関心が高い。特に駅やバス停から離れた地域に住む地元の方や、都内在住で広めで手ごろのタワマンを買いたいという方が多い」(担当者)。最も値段が高い51階部分は7億円以上の価格で取引する見込みだ。26年1月ごろまでに価格を決めていく。
1階から6階までの低層部分には小売店やオフィスが入居する。2階に植栽のある広場も併設する。同建物は18年に閉店した西武船橋店の跡地で建設が進む。29日からモデルルームを開く。

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