羽田空港に並んだ全日空機=米田堅持撮影

 欧州の航空機大手エアバスは28日、主力の小型機「A320」シリーズで、強力な太陽放射線が飛行制御に欠かせないデータを破損させる可能性があると発表した。この影響でソフトウエアの改修が必要になり、全日空は29日の国内線計95便の欠航を発表した。徳島や富山など地方空港と羽田(東京)を結ぶ便が中心で、約1万3200人に影響するという。

 エアバスは航空会社にソフトウエアの改修を求めており、「相当な数」の機体が対象になるとしている。全日空は34機が対象で、作業には1機あたり約4時間かかるという。日本航空は「対象となる機体を保有していない」としている。

 欧州航空安全庁(EASA)によると、10月30日に発生した米格安航空会社、ジェットブルー航空の急降下を調査する中で今回の不具合が明らかになった。

 全日空は30日以降の運航に影響が出るかについて、29日昼時点で「調整中」とした。【小川祐希】

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