
セイコーエプソンは3日、好きな色のマニキュアを自動で調合するロボット内蔵の自販機を国内で初公開した。米スタートアップと共同開発した。米国でウォルマートが一部店舗で導入しており、日本でも小売業向けに導入をめざす。

3日に東京都内で始まった「2025国際ロボット展」で、マニキュア調合ロボ自販機「ヒューイ」を初展示した。化粧品販売の米ブランクビューティーと共同開発した。エプソン製の水平多関節ロボット(スカラロボット)が搭載されている。
画面をタッチして好きな色合いを選ぶと、1分程度でロボットが指定の色に調合してマニキュアを購入できる。その日の服装や、気分にあったマニキュアを選べる。

エプソンは小型の産業用ロボット開発に強みをもつ。自販機本体を小型化することで、売り場面積当たりの売上高を重視する小売業の需要をとりこみやすい。現状は米国で展開しており、日本での販売時期や価格は未定としている。
エプソンは4月、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)を通じてブランクビューティーに出資したと発表した。出資額は非開示としている。
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